2011年8月11日木曜日

僕とマンチェスター暴動

日本でも報道がされているようだけど、

8月9日、ここマンチェスターでも暴動が起きました。



その日、僕はたまたま、日本人の同級生のお宅にお呼ばれしていました。

彼のフラットは地上42階。

そこからはスーパーに突撃する暴徒の姿がくっきり。

パトカーが行ったり来たりする様子もくっきり。

上空には報道のヘリコプター。

BBCはシティセンターの騒乱を伝えている。

いやあ、怖かった。

映画を観ているようだったけど、これは現実。



ある人がツイッターで「日本の成人式の馬鹿騒ぎと基本は一緒。」

と呟いていたが、全く同感。

彼らに主義思想はない。ただ暴れたいだけ。

BBCのインタビューに応えたガキは、

「ただで色々なモノを獲れるんだから、やらなきゃ損だよ!」

と最低なことを言っていた。




その日は帰れる気がしなかったので、同級生宅に泊めてもらった。

翌朝、暴動の跡を見に、街中まで行ってみた。

ナイキやヴィトンのショーウィンドウや、スーパー、銀行の入り口が

軒並み破壊されている。




火事の跡も生々しい。


救いは、街には多くの若者が

ボランティアとして清掃に従事していたこと。

↓の彼はデッキブラシを片手にじっと火事の跡を見つめていた。


何を彼は思っていたのだろう。



破壊をするのもガキなら、それを片付けるのも若者。

僕は恐ろしいやら悲しいやらバカらしいやら、でも誇らしいやらで、

わけがわかんなくなって、なんだか涙が出てきた。









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