2014年2月27日木曜日

インターンシップ①

MBA留学生、特に私費留学生にとって「就活」は最重要課題です。 


卒業後にキャリアチェンジを狙っている人にとってはインターンで 


業界・業務とのフィッティングを確かめることはとても重要です。 


僕は日系コンサルティングファームとITベンチャーでインターンをしました。


前者はロンドンまでリクルーティングに来てくれたので、 


そこで面接を受けて、後日オファーを頂きました。 


後者は友人のツテを使って面接を設定してもらいました。 


多くの留学生がボストンキャリアフォーラムでインターンを獲得していますが、


僕は参加企業に興味が持てなかったので参加を見送り、 


個別にアタックをしていました。


この二社に至るまでの道のりは決して平坦ではなく、 


いくつもの「お祈りメール」受け取りました。 


学部生時代の就活ではほとんど「落ちる」という経験をしたことがなかったので 


人生初の経験の連続に精神面ではとてもこたえました。 


が、縁がないのだけだ(自分が劣るわけではない)と 気持ちを奮い立たせ続けました。


結果的にオファーを出してくれた2社には納得がいったので良かったです。

2013年3月16日土曜日

サシン経営大学院への交換留学②

30カ国。


MBSの同級生の国籍数だ。


この異なる文化背景を持つメンバーが織りなす留学生活は


多くの気づきがありとても刺激的だ。


一方でイギリス人は多数派ではないので、


イギリスの文化・慣習を学ぶ、という意味では少し物足りないかもしれない。


サシンは一学年の約98%がタイ人という極めて同質性の高いクラス構成。


四半期毎に10名程度の交換留学生がいるので、


わずかながら多様性がもたらされてけども。


この多様性と同質性、トレードオフの関係にあるので、


MBSで得ることが難しい「一つの国を深堀する」機会を与えてくれる。


タイの、特に富裕層の人たち(サシンはお金持ちの子弟が集まる社交場という印象)


の嗜好と思考を理解するうえで有益であったと思う。


親しくなった友人は、タイのテレビ局オーナー家族の出身で、


運転手つきのレクサスISで通学している。


彼が「レクサスGSの3500ccを買いたいんだけど、タイでは2500ccしか売ってないんだ。(数字は間違っているかもしれない)」


と言っていたことが記憶に残っている。


よく、日本の家電メーカーが韓国や台湾メーカーに押し負けている状況を指して、


「製品が市場ニーズに対してオーバースペックであった」


という指摘が巷間されているけど、


そうじゃなくて、実はマーケティングの失敗なのでは?とも思う。


ニーズのあるところに確実にリーチできなかったことが敗因では、と。


この、「オーバースペック議論」は敗者のプライドを満たせる便利な方便として


使われているだけのように思えてしまう。


昨今はこのオーバースペック批判への反省からか、


BOP(ベースオブピラミッド)を攻略しよう、


というような議論がされていて、それはそれで必要なことだろうけど、


ピラミッドの天辺に高利益な高級品をどうやって買わせるか、


という議論も併せて必要だと思う。



2013年3月15日金曜日

サシン経営大学院への交換留学①

MBSでは世界30校くらいの大学と提携しており、

2年次の9月から12月の間に交換留学に行くことが出来ます。

シカゴやIE、CEIBS等FTランキング上位校が人気を集めているのを横目に

僕はタイはバンコクにあるチュラロンコン大学サシン経営大学院を選びました。




寒くて薄暗いイギリスを出て(ならなぜ留学先に選んだんだ)、

パタヤビーチでマイタイ飲んだくれよう、



ゴーゴーバーで乱痴気騒ぎをしよう、

説明を追


というのは冗談で、

東南アジアの活気を肌で体感したいと思ったからです。

物心ついたときにはバブルが弾けていて不景気の日本しから知らず、

赴任先のアメリカはリーマンショック直後でどん底、

留学先のヨーロッパは債務危機でひーこら、

と行く先々が景気の悪くなる僕なので、

一度上り坂の国を経験しときたいな、と思っていました。

結果、よい判断をしたと思います。

活気を肌で感じて、現地で友人ができたこともそうですが、

ちょうど僕がタイに行ったタイミングで中国で反日暴動が相次ぎ、

日本企業の東南アジアシフトが一気に進んだからです。

タイ経験をレバレッジポイントにさせていきたいところです。

バンコク市内にはいろいろ観光スポットや遊び場も多いので、

散策には関連するガイドブックを参考にしました。








僕と光陰如矢の日々

気付けば一年以上ブログを更新していませんでした。

そして、気付けば今月末でManchester Business SchoolでのMBA生活が終了します。

2012年は怒濤の一年でございました。

コンサルティングプロジェクトでドイツの自動車メーカーと仕事をし、

ミュヘンヘンでの最終プレゼンを終えて、

そのまま日本へ飛んでコンサルファームでインターン。

続けてITベンチャーでもインターンして、

終了とともにタイのサシン経営大学院へ交換留学。

微笑みの国でPlay hard, study hard.

東南アジア各国を回れたことはよかった。

そしてマンチェスターに戻って、

MBA生活の締めくくりであるIBプロジェクトに従事。

昨日無事に最終プレゼンを終えて、あとは最終レポートを提出するのみ。

光陰矢の如し。

少年老いやすく学なりがたし。

折角なので数回に渡ってMBS Lifeを振り返る内容を書いていこうと思います。

もしここをご覧になられているMBA受験生の方がいらっしゃったら下記のリンクをご参考ください。

我々在校生がつくったMBS Full-time MBAの非公式サイトです。


http://mbs-mba.jimdo.com/


2012年1月7日土曜日

僕と謹賀新年の日々

新年明けましておめでとうございます。


気付けばだいぶ更新を怠っていました。


12月に期末試験を何とか終えて、


その足でパリへ遊びに行って、





日本に帰国しました。


パリで風邪をもらってしまい、


日本では時差ボケと風邪でグダグダに。


そんな中、学生時代の悪友と焼き鳥屋で乾杯。


お互いの近況を報告しながら日本酒をガブガブ飲む。


日本酒って美味しい、と初めて思った。


彼は2月にイギリスに来るとのこと。


何軒かはしごして、深夜(早朝?)彼のアパートへ辿り着く。


翌朝起床すると彼は「デジカメが無い!」とてんてこ舞い。


二人して最後に行ったお店の記憶が無く、


僕は「ご愁傷様」とだけ告げて、アパートを後にした。


酔っぱらってカメラを無くすなんて、


アラサーにもなって情けない。




話は変わって、新年二日。


毎年この日に親戚一同が顔を揃えて新年会を開く。


今年も参加し、僕のイギリスでのお土産話を開陳し、


美味しい料理とお酒で良い塩梅。


ホームカラオケ?で細川たかしの北酒場を熱唱する。


完全に泥酔してしまい、


帰りのタクシーではエチケット袋のお世話に。


一緒に乗っていた両親は、そんな我が子をどんな思いで見ていたのだろう?


親の顔が見てみたい。


翌朝、慌ただしく成田へ。


両親に車で送ってもらった。


車中、母親に「昨日のこと覚えてる?」と聞かれ、


首を横に振ると、


「あんた、タクシーで吐きながら、


「運転手さん、この時期こんなお客多いですか?」


って聞いて、


お父さんに 


「よけいなこと喋るな!」って怒られたのよ。」


。。。。


それを聞いて「俺おもしろいな」とほくそ笑んだ。





慌ただしく荷造りをしたので忘れ物をしてしまった。








デジカメ。。。


結局、僕が馬鹿にした、酔ってデジカメを紛失した友人が、


カメラを持ってイギリスに来てくれることになりました。


禍福は糾える縄のごとし。


一番情けないのは僕だった、というお話。

2011年11月16日水曜日

僕と祈り祈られの日々

トチ狂って会社を辞めて留学してしまったので、


卒業後の就職先を探さねばなりません。


いまは来年夏のインターンシップを巡って


猛烈な椅子取りゲームが展開しています。


どこからオファーが出たの、


あの会社が募集を始めたの、といった話題が喧しい。


僕は、といえばいくつかの会社に履歴書を送って


面接をしてお祈りメールを受け取って。


お祈りメールとは、


「貴殿の今後の学業、就職活動の成功を”お祈り”しています云々」といった、


祈るくらいならオファーくれ!


と、就活生を家なき子状態に追い込む非情な代物。


祈りを集めてへっぽこ学生頑張ります。





祈り。


今年、不幸にして、世界で一番祈りを集めたのは日本だと思う。


そして一番祈りの力強さを知ったのも日本。


その祈りを少しでも返そう、と思って


トルコとタイに向けて少ないけど義援金を送りました。


義援金にどこまでの効果があるのかは僕にはわからないけど、


それでも何らかの形で祈りを世界に返す義務があると思うのです。

2011年11月2日水曜日

僕と虚心坦懐の日々

今週の金曜日にFinancial Accountingの試験があるので、


必死こいて勉強しています。


試験だけならそこまで負荷は無いのだけど、


同時並行でプロジェクトや予習復習、


就活をこなさないといけないので正直目が回る。


クラスメイトも初めての試験にソワソワしている。






南米から来ている同級生は、


「今日のマーケティングの授業を聞いてて、


自分の前職のことを思い出した。


正直つらいことが多かったんだよね。


今も忙しくてぼやきたくなるけど、


一日中勉強だけをできるってすごい幸せなことだよね。」


と言っていた。




僕は留学のために会社を辞めてしまい、


方々に頭を下げて資金を工面した。


いまでもあの札束の重みは手に残っている。




愚痴を言うのは簡単。


でもそうすると、目の前の幸せが見えなくなってしまう。




今、勉強できていること、苦労できていることに感謝。


そしてピュアで素敵な友人を持てたことにも感謝。




ふと、思い出したのだけど、


僕は結構「試験前」の雰囲気が結構好きだったりする。


中学や高校の頃、部活が休みになって、普段より人口密度の高い


放課後の教室の活気が好きだった。


みんなが共通の対象を見ている感じも心地良かった。


それを今感じれて結構嬉しかったりする。






さて、勉強しよう。


昼下がりの図書館より更新。