2011年9月17日土曜日

僕と楽観と胃袋の日々

気付けばMBAのコースが始まって3週間が経ってしまった。


うーん、予想以上に負荷が大きい。


予習に大量のreadingをしなければいけないし(↓40cmくらいある)、





NPOのコンサルプロジェクトも始まったし、


その合間を縫って、郵便が届かないと銀行にクレームを言いに行ったり、


学校から支給された(ていうか授業料に含まれているので、自分で買ったのと同じ)


iPad2をいじり倒したり、







些細なことに落ち込んで、浮かれて。


特にコンサルプロジェクトは、


インド、ベネズエラ、バングラデシュ、台湾、日本、


の多国籍軍なので、議論もなかなかスムーズに進まない。


というより、まず時間に皆が揃わない。


来たと思ったら、「お腹すいたから」


といってピザを買いにいってしまう。


食ってから来い!!


しかも、グループの中で僕の英語力は圧倒的に劣るので、


気の利いた発言も出来なければ、議事録もろくにとれない。


ミーティングの度に、無力感が募る。


このまま、何も出来ずに18ヶ月終えるのか? 





なんて、見事にrock bottomだった時に、


同級生にちょっと愚痴をこぼした。


彼女は、


「私も正直苦労している。


恐らく今回のグループで一番貢献することは出来ないと思う。


けど、一番成長しようと思う。


ハッとした。


それと同時に思い出した。


困難に直面した時、


「あのブドウはすっぱいから」


と言って、ハナから手を伸ばそうとしない人が少なくない世の中で、


僕はカッコ悪くても手を伸ばし続けたい、と思い続けていたことを。


簡単なことだね。


今、出来ないことは


次に出来るように努力しよう。





昨日、学校のGuesst Speaker Sessionで、


Luke Johnsonというイギリス人起業家が講演をしてくれた。


http://www.lukejohnson.org/


お題は「Optimism」。


自身の経験を踏まえた激励の言葉の数々に胸が熱くなった。


未来は楽観の下にある。




講演の後はアジア人仲間(ロシア人含む)で中華ディナー。


北京ダックは自分史上最高にうまかった。




幸福は胃袋の中にある。

2011年9月5日月曜日

僕と暗中模索の日々

MBAのコースが始まりました。


我が、Manchester Business School Class of 2013は31の国・地域から115名が集結。


なんともバラエティに富んだ面々が揃っている。


刺激的な日々に胸を躍らせている、




と、言いたいのだけど、


現実はそう甘くもなく、


英語がわからず、相も変わらず悪戦苦闘の日々。


なんで高い金払って、こんな辛い思いをしてるんだろう?




何者かになりたくて来たイギリスで、


何者にもなれない現実に直面している。





そんな、rock bottomなある日、


同級生のポルトガル人と道を歩いていた。


彼はカールスバーグを片手にふと、


「日本ってすごい国だよな!」


と言い出した。


「地震のこと?」


って聞き返すと、


「それももちろんだけど、16世紀にポルトガルと貿易をして


独立を維持出来たのは日本だけなんだぜ!


それに、たった2丁のライフルを手にして、


数年後には何万丁も自分たちで作っちゃうんだから、マジですげーよ。」


「貿易じゃなくて侵略だろ?」


と揚げ足取ったら、


「俺が言いたいのはそういうことじゃなくて、


日本人はすげーってことなんだよ、とにかく!


それに今回の津波の後で、云々。。。」


とまくしたてられた。


落ち込んでいた僕は、まるで自分が褒められたように感じてしまい、


ちょっと涙ぐんでしまった。





でも、そのすごい日本人は400年前の人たちで、


今の僕が胸を張れることなのだろうか?


先達の利子でメシを食ってるだけだったりしないだろうか?


「すごいな!」


と言われて、確かに悪い気はしないのだけど、


「すごいだろ!」


と胸を張って応えられないと思ってしまう。




胸を張れる僕に、僕はこの18ヶ月で近づきたい、と思う。