と、決意したは良いものの、
いかんせん今まで受験勉強以外に英語を勉強したことがないので、
どこから手をつけて良いのかさっぱり分からない。
「先ずは単語かな?」
なんて、大学受験の発想でとりあえず最寄りの大型書店へ。
大量の語学参考書に圧倒されていると、一際目立つ装丁の本が目に留まる。
それが海外経験ゼロ。それでもTOEIC900点―新TOEICテスト対応という本。
何と言うか、タイトルがまさに「なりたい自分」を的確に表していた。
単語集のことはすっかり忘れて、
「俺もTOEIC900点だ!」と、速攻レジへ。
この本は広告代理店に勤める著者が、
2年かけて独学でTOEIC500→900を達成したノウハウを伝える、
といった内容。
その主張するところは、
「やり方を間違えないで、継続的に勉強し続ければ必ず、
誰でもTOEIC900点はとれる!」
誰でもTOEIC900点はとれる!」
というもの。
「よし、どうせなら俺も900点を目標にやってみよう」
当時、僕は地方の工場勤務だったので残業はほとんどなく、
比較的自分の時間を確保する余裕があった。
この本は勉強のテクニックもさることながら、
「やればできる、俺も出来るはずだ」
と思わせてくれるモチベーターとしての役割が非常に大きかった。
予定よりも少し遅れて、この日から約2年半後。
僕はTOEIC900点を達成するのだが、それはまた別のお話。
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