日本でも報道がされているようだけど、
8月9日、ここマンチェスターでも暴動が起きました。
その日、僕はたまたま、日本人の同級生のお宅にお呼ばれしていました。
彼のフラットは地上42階。
そこからはスーパーに突撃する暴徒の姿がくっきり。
パトカーが行ったり来たりする様子もくっきり。
上空には報道のヘリコプター。
BBCはシティセンターの騒乱を伝えている。
いやあ、怖かった。
映画を観ているようだったけど、これは現実。
ある人がツイッターで「日本の成人式の馬鹿騒ぎと基本は一緒。」
と呟いていたが、全く同感。
彼らに主義思想はない。ただ暴れたいだけ。
BBCのインタビューに応えたガキは、
「ただで色々なモノを獲れるんだから、やらなきゃ損だよ!」
と最低なことを言っていた。
その日は帰れる気がしなかったので、同級生宅に泊めてもらった。
翌朝、暴動の跡を見に、街中まで行ってみた。
ナイキやヴィトンのショーウィンドウや、スーパー、銀行の入り口が
軒並み破壊されている。
火事の跡も生々しい。
救いは、街には多くの若者が
ボランティアとして清掃に従事していたこと。
↓の彼はデッキブラシを片手にじっと火事の跡を見つめていた。
何を彼は思っていたのだろう。
破壊をするのもガキなら、それを片付けるのも若者。
僕は恐ろしいやら悲しいやらバカらしいやら、でも誇らしいやらで、
わけがわかんなくなって、なんだか涙が出てきた。
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